「リトアニアも原発にノー」(本音のコラムより)

 リトアニアでの原発建設を問う国民投票は、危険性からの反対が6割を超えた。建設される予定だったのが、日立の原発だったから、ノーの意思表示は、日本にもむけられていたのだ。恥ずかしいような、ホッとするような複雑な思いである。
 
 
リトアニア、首都ビリニュス・ゴシック地区の夕暮れ、public domain CC0

 ところが、3基連続爆発事故を起こして、世界的な脱原発世論をつくりだした肝心の日本は、子どもたちの被ばくの恐怖、大地震、原発大事故と戦っている国民を尻目に、余剰原発をまだ外国に売りつけようとしている。厚顔無恥極まりない。 
 まだ残存している「原発守旧派」は、危険な原発の中でも、もっとも危険なプルトニウムを燃料にする、「フルMOX」の大間原発建設を再開させた。
 「2030年代、原発ゼロ」といっていながら、これから40年も稼働させるつもりか。建設する電源開発も、建設を認める政府も不真面目すぎる。 

 夏場の「電力不足」はウソだった。政府はだまされ、大飯原発の再稼働を認めたのだから、即刻運転停止を命じるべきだ。
 まして、大飯では敷地内に活断層の存在が指摘されている。 
 下北半島の大間でも、敷地付近に活断層が発見されている。すでにプルトニウムまみれの再処理工場は、このまま停止させるのが一番安全だ。玉砕政治、というべきか、命が利益の犠牲にされても諦めている。リトアニアでは野党が勝利して、政権交代しそうだ。

鎌田慧『怒りのいまを刻む』七つ森書館、20134

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