最近の新聞記事から 「北陸が、旅行地として世界第4位」(編集部)

 北國新聞は、ミシュラン・ガイドに並ぶ世界トップシェアの旅行ガイド出版社ロンリープラネット(本社・豪州)が発表した「ベスト・イン ・トラベル2014」(最高の旅行先)の世界第4位に「北陸」が選ばれたことを、次のように報じている。

   「文化、歴史、自然の美しさで満たされている」、
        「見過ごされていた地域」だったが、
   2015年春の北陸新幹線金沢開業で「群衆が迫ってきている」と予想している」
   今回、全世界から10地域が選ばれ、インドのシッキム、豪州のキンバリー、
   英国のヨークシ ャーに次ぐ4位に北陸がランクインした。

 日本の地域がランクインしたのは初めてという。
 評価の理由は、まず代表都市としての金沢市で、「日本有数の庭園」として、雪景色の兼六園 が写真とともに紹介されている。「写真写りの良い地区が金沢城から放射状に広がっている」と 街並みの美しさを評価。さらに「車を借りて能登半島のドラマチックな風景を探訪し、加賀温泉地域の豪華な温泉と比類のない旅館を楽 しもう」と自然風景だけでなく、都市景観さらには能登半島の温泉や旅館のおもてなしまで評価対象としている点が興味深い。これから長い期間にわたって、多くの観光客がこの地域を訪れ、地域の豊かさを支えていくことになるであろう。

 金沢兼六園、撮影yoshi nakao

 ここで気がつくのは、同じ北陸でも景観美を誇る佐渡島や親不知、弥彦山などをもつ新潟ではなく石川が選ばれた点である。新潟市もかつて、金沢と並んで独特の雰囲気の街並みをもっていたが、歴史的な景観をもつ旧市街は現在ほぼ完ぺきなまでに失われてしまった。現在の金沢の美しさとは対照的である。

 能登半島・珠洲原発の建設計画に最後まで反対し、断念させた地域の生活文化や自然に対する思いのつよさがあったのに対し、新潟では東電柏崎・刈羽原発が建設され、現在もなお安全対策が不十分であるにもかかわらず、経済的理由から早期の再稼働を県や原子力関連機関に働きかけている。もちろん、近隣の巻町のよう原発の誘致に反対を貫いた自治体もあったが、この地域を訪れるたびに荒廃の気配を感じてしまうのは否めない。
 元来日本海に面した新潟は良寛や幾多の書家・文人墨客を輩出した地域で、その背景には稲作を中心とした農業と海洋資源をもつゆたかな自然があった。

 未来への想像力、真の豊かさへの思いをもう少しもつことで、大切なものを失うことなく、やがてそれは評価されていくものだと、あらためて思う。
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2013年11月11日(月) 09時16分 |

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