最近の新聞記事から 川崎「市民代表」が天下り官僚候補を破って市長に当選」(編集部)

 27日投開票された川崎市長選は、元県議の福田紀彦氏(41)が、接戦を制して初当選を果たした。
 総務省出身で元市財政局長の秀嶋善雄氏(44)=自民、民主、公明推薦=と女性団体役員の君嶋千佳子氏(63)=共産推薦=は一歩及ばなかった。

「川崎市長選:「後継」より「変革」 福田氏「市民の良識通じた」」(神奈川新聞、10月28日)http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1310280003/

 自らを「市民代表」として、「官僚の天下り」の批判を前面に出した福田氏は、今回の勝利を「市民の良識だと思う。艦隊と手こぎボートの戦いだったが、みんなの手でこいでもらって勝つことができた」と振り返った。
 最初は劣勢と見られた選挙戦だったが、主要政党と天下り官僚の談合政治の阻止を前面に掲げることで、市民の支持の輪を次第に広げていった。

 もう一つの勝因は、秀嶋氏がひきつぐことになるはずだった阿部孝雄前市長の市政にあった。
① 検査でセシウム混入が確認された冷凍ミカン、リンゴ缶詰を「教育的側面」の理由で給食に使用。「危険の中で生活していることを子どもたちが知ることが大事」、さらに「このレベルでビクビクする教育をすることが間違い」と、前市長は子どもの内部被曝の危険性を無視した暴論を吐いた。「危険を教える」という理由で、体内に蓄積される放射性物質と交通安全指導などとを同列に扱うことはできないはずである。ついでにいえば、ストロンチウムやトリチウムの検査はしていないという。
② 朝鮮学校補助金300万円を執行せず、横田めぐみさんの拉致関連書籍を購入して、朝鮮学校に現物支給。
 拉致事件とはまったく無関係な子どもたちに補助金の代わりに、お前たちの国はこんな犯罪国家だと押しつけるのは、大人としての良識を疑う。また把握していたはずの拉致被害の情報を国民に伏せていた中心省庁の自治省(現総務省)OBとして、そちらのほうの弁明を聞きたいものである。

 他にも私鉄沿線の駅前で、閑散としていても駐輪の禁止を進めるなど、市民生活への統制強化を垣間見せていた。
 一方、福田氏は「川崎は若い都市だが、一方で高齢化も進んでいる。持続可能なまちづくりを進めたい」と抱負を述べている。 期待したい。
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