ギリギリ日誌 10/15「怠慢と嘘」

 爆発した福島第1原発の収束作業に従事している労働者の被曝線量が、政府や東電が発表しているよりも、2割方たかい、という結論が国連の「科学委員会」であった。2割も過小評価していた、という指摘である。
 
 「政府や東電の発表はウソでしょう」と指摘されているのだから、恥ずかしい。安倍首相のオリンピック委員会での「放射能汚染水はコントロールされている」という嘘もあって、「日本は目的のためには平気でウソを衝く」と思われては、国辱ものだ。
 
 国連科学委員会の指摘は、ウソ問題で恥ずかしいばかりか、いよいよ、労働者被曝が表面する、という将来の不安をも掻き立てる。
 事故後から2012年10月まで働いた2万5000人の被曝線量が低く見積もられているばかりか、被曝線量を調べるのが遅れて、半減期が短いヨウ素132,133などを検出していない。また、検査対象から漏れた労働者も多い。
 海外の機関から、指摘されてはじめて実態が明らかになる。いつものことだ。
 
 このほかにも、作業中の被曝量を計る線量計をもっていなかった、とか、データが提出されていないとか、放射能管理区域ではたらかすのに、労働者を保護していなかった。
 とにかく、特攻隊精神で、危険区域に突撃させた。その影響がやがてあらわれる。そのとき、資料不足で、労働に起因する病状として、認可されない虞(おそれ)がある。
 放射能管理区域で働かせながら、検診を受けさせなかったり、データを提出しなかったりする下請け、孫請けが多い。
 
 安倍首相が、現実を糊塗するような発言をしたしわ寄せが、被災現場で、「はやく、はやく」とハッパをかけられ、長時間労働から、トラブルやミスが発生している。
 先がどうなるか判らない。これは甚大なるストレスとなっている。国も東電も、原発のような危険物をあつかうのには閉鎖的かつ独善的で無理なのだ。
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2013年10月16日(水) 05時09分 | | 編集


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