「福島からの訴え」(結び) 千葉親子(脱原発福島県民会議)

12月19日「福島からの訴え」 千葉親子(脱原発福島県民会議)」の続きになります。

 生活を置き去りにしたまま、故郷を離れ、避難生活をされている方々は、故郷に帰りたい、もとの暮らしに戻りたい、募る思いと、戻れない、戻りたくない・・・この先の希望も持てず、心に大きな不安を持ちながらも、多くの人は、そして、子どもたちは、日々の暮らしを明るく頑張っているのです。

 「わたしたち将来結婚できるかなぁ~」「赤ちゃん産めるのかな~」あどけない少女たちの会話を聞いたときは、私は、涙が止まりませんでした。未来ある子どもたちの夢や希望を奪うようなこの事件の、責任をいまだに、誰もとろうとしていないのです。
 避難した子どもも、避難できないでいる子どもも、将来の健康に格差が生まれないように、保養・避難・移住の仕組を作り、制度化し子どもを守って下さい。 

 原発は収束していません。事故そのものです。生活権を奪い、基本的人権を脅かしている事件なのです。
 きょうも過酷な原発事故現場では、1日に何千人もの労働者が被爆を余儀なくされているのです。私たちはその方たちの犠牲の上に、かろうじて今の暮らしが保たれているということを忘れてはならないと思います。  
 原発関連死で亡くなった人は11月14日現在1557人。自死された人や、収束作業で被爆し人知れず亡くなっている人、不慮の事故で亡くなった人の痛みを、政府も東電もどれだけわかっているのですか!!
 子どもたちの健康や未来に不安を抱えて暮らす生活がわかりますか!!
 故郷を奪われ、年老いた親を失い、子どもや孫の健康をきづかう福島の暮らしをほんとうにわかっていますか!!

 今でも福島は汚染の中で病み苦しんでいます。原発事故で死んだ人はいないと言われました。甲状腺がんが発生しても原発事故による影響ではないと言いました。1ミリシーベルト以下は目標だと言われました。事故はコントロール、汚染水は完全にブロックしてある、と言いました。直ちに健康に影響はない・・・と、繰り返し言いました。
 誰が信じていますか!!冗談もやすみやすみ言え!! 叫びたい気持ちです。
 嘘をつかれるのはもうたくさんです。
 子どもたちさえ守れない政府が「秘密保護法」でなにを守ろうとするのでしょうか。県民は本当に怒っているのです。

 「原発事故さえなかったら!!」
 「元の暮らしに戻せ!!」
 「原発はもういらない!!」
 被災者の叫びは、原発再稼働反対、原発を即ゼロに、放射能汚染被害者への償い、救済を求める声です。責任を果たさない東京電力、国に対し償いを求めるいのちの叫びです。  

 福島はあきらめません。この苦しみを決してわすれません。過去・現在、そして、未来の補償と安心安全を勝ち取るまでは絶対にあきらめません。

「さようなら原発 とどけよう!脱原発の声を」11月26日,日比谷野外音楽堂での千葉親子(ちかこ)さんのスピーチです。写真は、そのときのものです。編集部撮影。 
関連記事

コメント


トラックバック

↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。