最近の新聞記事から  「ベトナムに円借款960億円、原発輸出の見返り?」

 12月15日付、日本経済新聞は、東京で開催されたASEAN特別首脳会議での安倍首相の発言などについて、つぎのように報じている。

 安倍晋三首相は15日、東南アジアのメコン地域5カ国の首脳と相次いで会談した。ベトナムとは海上警察への巡視船の供与に向けた協議開始や約960億円の円借款で一致。各国のインフラ整備のため政府開発援助(ODA)の積極貢献も表明した。首相は同日で東南アジア諸国連合(ASEAN)との交流40年を記念した特別首脳会議の一連の会合を終えた。[引用終わり]

 ベトナムには、国際協力機構(JICA)を通じて2011年以降、2700億円あまりの円借款を行っている。今回の960億円をあわせると約3700億円に達する。他の国々に対する円借款とは比較にならない金額の大きさである。また対ベトナムということでも、国別では2位のフランスの3倍以上である。
 円借款の内訳はインフラの整備中心なので、原発輸出と直接の関係はないが、これだけの政府間借款があれば、ベトナム政府としては日本からの原発の輸入を拒否することは心理的に容易ではない。国民の税金をたっぷり使って、原発産業に有利なように導いているといえよう。
 急速な経済発展を遂げているベトナムでは、電力不足が深刻化し、2030年までに14基の原発を建設する予定である。そこに日本、韓国、ロシア、フランスなどが売り込みをかけるなかで、円借款によって原発売込みの後押しをしている、と見ざるを得ない。もんじゅを含めた原発推進もそうだが、これもまた原子力ムラが再び蠢きはじめたことを証(あか)している。
 さらにべトナムの原発は保守・管理がずさんで、安全性が疑問視されている。絶対的な危険性をもつ原発を、保守・管理の不確かなところに売り込もうとする、まさに死の商人の所業である。 


安倍首相が東京五輪支援に感謝 ASEAN首脳と夕食会 AKBも登場(産経ニュース12月14日電子版)

 公式の場で、なぜAKB48なのか。twitterなどでは「まるで北朝鮮の喜び組のようだ」といった批判の声が噴出している。

 
AKB48 2011年7月1日、Photo by kndynt2099,
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