読者からのコメント 11/19 (小泉・脱原発発言)

N・Oさま
「小泉氏の脱原発発言批判について」

 小泉氏の脱原発発言に対する批判的コメントが気になったので、書かせていただきます。現在の私たちが取り組まなければならないのは、まず脱原発の実現のはずです。それも一日でも早く、安全なプロセスによって廃炉を実現することが、どうしても必要です。

 過去の核をめぐる小泉氏の姿勢がアメリカ追従で、1991年の湾岸戦争におけるイラク軍への劣化ウラン弾の使用およびその継続を認めてきた以上、脱原発をいう資格はない、したがって小泉氏に与するべきではないという見方ですが、脱原発運動にとって最大の課題がそうした姿勢をいかに乗り越えるか、ということではないでしょうか。

 この日本で、未来の世代につつがなく生きることのできる自然や環境を引き渡していくためには、原発を廃止しないわけにはいきません。それは地震大国の日本では災害を防ぐ究極的な手段がないということがもっとも重要な理由ですが、コントロールすることが不可能というのは、もちろん世界共通です。核や放射能は、人類が決してコントロールできるものではありません。

 だから日本で脱原発を実現することは、広島・長崎・フクシマとつづく核による惨禍を経験した日本人全体が世界中の脱原発、さらには核兵器の廃絶につながる人間の文明における絶対的な正義なのです。

 原発を廃止すること、これが何よりも優先すべき目標である以上、ともにテーブルに着くことはなくても、それを唱える相手に対しては評価すべきなのです。足の引っ張り合いをするならば、脱原発という目的は達成できません。小泉氏の過去を知っている以上、一緒に手を取り合うことはなくても、一定の評価はすべきです。たとえば、大江さんや鎌田さんが細川元首相とは同じテーブルに着くことはあるかもしれませんが、小泉氏とはそれはないでしょう。そのことは、このブログを読んできて確信をもって言えます。

 60年安保、70年の全共闘運動のような、闘うべき敵ではなく同じ目標をもつ味方のはずの存在に対してはげしい憎悪を向けたセクショナリズムを超え、2011年のアラブの春以降の個人があつまって自由に声をあげ主張し、そして個人・団体が平等な立場で参加できるような民主主義的な潮流をいま作っていかなければならないはずです。

「さようなら原発」に期待する最大の理由は、それを実現できる運動だ、と思えるからです。


写真=さようなら原発亀戸大集会,左から鎌田慧,大江健三郎,落合恵子各氏 2013年9月13日(編集部撮影)
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2013年11月19日(火) 02時46分 | | 編集

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2013年11月19日(火) 02時53分 | | 編集

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2013年11月19日(火) 08時00分 | | 編集


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